赤ちゃんの肌は敏感で、トラブルが起こりがち。
素人には乳児湿疹かアトピーか区別がつきませんよね。
親としては、乳児湿疹であってほしい。
ですが、日本人の30パーセントはアトピー素因を持っています。
今回は、生後3ヶ月の次女が病院でアトピー診断を受けたお話。
赤ちゃんの肌トラブルに悩むパパママの参考になればと思います。
結局、アトピーは遺伝性が高いんだって。
迷っていないで、腹くくって病院行こう!
突然の湿疹
RSウイルスで入院以降、すくすくと成長していた次女ですが、生後3ヶ月に入った頃に再び異変が起きます…
肌の乾燥
もともと肌は乾燥気味だったのですが、だんだんほっぺのカサカサが増してきました。
耳の後ろも粉をふくレベル。
母乳をこぼすことも多いので、ミルクかぶれ?
長女の時に乳児湿疹を経験しましたが、正直違いがわからない。
同じような、違うような…
でも、長女の時は生後1ヶ月で乳児湿疹だったので、少し遅い…
秋冬だし、室内の乾燥が原因かなと思い、とりあえずはワセリンで保湿し対応しました。
首回りの異臭とただれ
ワセリンで乾燥対策をするものの、つやつやお肌が帰ってこない。
そして、なんだか首回りから変な臭いが…
毎日きちんとお風呂に入って首回りもきちんと洗っているのに、なんでだろう?
首のシワをそ〜っと伸ばすと、一番大きなシワが赤くただれていました。
どうも痛いようで、拭いたり、触ったりすると泣き出してしまいました…
赤くなってただれたところが臭いの原因だったようです。
足の湿疹
首回りのただれと同じくらいから、足にも湿疹が出てきました。
寒くなってきたので、厚着によるあせもなのかなぁ?
活発な足の動きで湿疹が擦れて痛そうです。
寝つきが悪くなる
次女は順調にネントレが進み、布団の上で1人で眠れるようになることが多くなったのですが、耳の後ろが粉を吹き始めたあたりから寝つきが悪いような気が…
眠る時に、耳のあたりで手をグーパーグーパーして、泣き出して暴れる…ということが増えたのです。
いざ眠れば、夜中に起きることもなく、夜の授乳後もすんなり1人で眠っていました。
起きてる間も耳のあたりで手をグーパーしていたので、手が動くようになって自分の体を確かめているのかなぁと思っていました。
肌の乾燥から、2.3日であれよ、あれよと症状が出てきました。
最初は小さな違和感でしたが、これは様子がおかしいと思い、病院に行くことにしました。
RSウイルスで入院の記事はこちら🔽
ネントレがこちら🔽
病院でのアトピー診断
実は長女にも1歳の時にアトピー診断が出ていますので、いや〜な予感はありました。
案の定、アトピー診断いただきました。
湿疹の状態とかゆみ
次女の湿疹の出ている部位をチェックし、即答されました…
手のグーパーは掻きむしっていたようです。
あんなに小さいのに自分で不快感を取り除こうと頑張るのですね。
寝つきが悪いのは眠る時に体温が高くなって、かゆみが増していたのか…
小さなサインをまた見落としていて、ちょっと凹む…
遺伝性が高い
医師より「ご家族にアトピーの方はおられますか?」との質問。
アトピーは遺伝性が高いそうです。
私がアトピー持ちでしたので、次女も遺伝でアトピーになるそうです。
長女もアトピーだし、その時も遺伝性と言われました…
日本人の約三分の一の方々はお肌が弱く、いわゆる敏感肌といわれ水分保持機能がやや劣っています。
遺伝的要素|特定非営利活動法人日本アトピー協会より引用
アレルギーに反応しアトピー性皮膚炎やアレルギー諸疾患にかかりやすく。アトピー素因を持った方たちです。過去、現在とも統計的に一定の割合で、見方によって私たちの3人にひとりはアトピー性皮膚炎にかかりやすい体質。遺伝ですから家族全員同じ因子を持つことになります。
なるほど!
というか、3人に1人アトピーって…
湿疹出たら、アトピーって思っていいくらいの確率ですね。
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の違い
長女の乳児湿疹と、次女のアトピー。
正直、見た目では見分けがつきませんでした。
ポイントとなるのは、
- 血縁者にアトピーの人がいるか
- かゆみがあるか
- 発症時期はいつか
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎は症状が非常によく似ているため、見分けがつきにくいことがあります。
乳幼児に起こりやすい「乳児湿疹」の基礎知識とアトピーの違い|おむつの「GOO.N(グ〜ン)」より引用
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下することなどによって皮膚に慢性的な炎症を生じ、皮膚にかゆみを伴う湿疹を引き起こす病気です。アトピー性皮膚炎による湿疹は乳児性湿疹と同じくさまざまな形状のものがあります。しかし、かゆみはアトピー性皮膚炎の方が強く生後2~3ヶ月頃から頭や顔の湿疹が始まり徐々に広がっていくことが多いです。肘の内側、足の付け根、膝の裏側など全身に発症するのが特徴です。
上記を読むと、より次女の症状がアトピーだという事がわかりますね。
長女は乳児湿疹を掻き壊すことは一切ありませんでした。
今後の治療
アトピーは早期治療が大切です。
自己判断せずに、医師に従い治療していきましょう。
塗り薬の使用(ステロイド)
ステロイドの塗り薬で様子を見ていきます。
ただれるレベルまで行くと、保湿ではどうにもなりません。
かゆみも、一刻も早く取り除いてあげたい。
ポイントは、たっぷりケチらず。
塗り薬は肌に擦り込むのはNGです。
擦り込んでしまうと、ただれて凸凹になった肌のへこんだ部分にしか薬がつきません。
継続的な経過観察
症状が落ち着いたからといって、治療をやめてしまうと、またぶり返します。
経過を見ながら継続的な治療が必要です。
血液検査によるアレルギー診断
アトピーの人は、
- 食物アレルギー
- 花粉症
を発症しやすいです。
早期発見と治療が大切なので、血液検査でどんなアレルギーを持っているかチェックします。
例えば、卵アレルギーが出たからと、卵の摂取を徹底的にカットすると、アレルギー症状がひどくなることがあります。
なので、計画的に摂取し様子を見て行きます。
血液検査は生後6ヶ月経たないとできないので、6ヶ月を待って診断します。
ちなみにアトピー診断されている長女も、アレルギーたくさん持っています。
- 花粉
- 卵(やっと最近克服)
- ハウスダスト
アトピー持ちの定番アレルギーですね…
現在はアトピー症状は表に出ていませんが。
【まとめ】アトピーは誰でもなる!
こんな感じで、今後次女の治療を続けていきます。
そして、我が家の女性陣は全員アトピー持ちであることが確定しました。
私は比較的症状がひどい方だったので、娘たちには辛い思いをさせないように、治療に力を入れていこうと思います。
うまく付き合えば、こわくないので、丁寧に向き合っていきます。
要はアトピーは、誰でもなるってことですね。
血縁者にアトピーいたら確定!くらいの勢いです。
赤ちゃんは喋れないし、体も満足にコントロールできません。
「かゆいかどうか」っていっても、正直わかりません!
振り返れば、「かゆかったんだ!」とわかる程度です。
なので「この湿疹なんだろう…?」ってなったら、すぐ病院いきましょう。
また、有益な情報あればまとめていきます。