【とりあえずの1冊】ママと赤ちゃんのぐっすり本 ~1冊あれば長く使える幼児睡眠の専門書

【書評】ママと赤ちゃんのぐっすり本 ~1冊あれば長く使える幼児睡眠の専門書
さちこ

赤ちゃんの睡眠トラブルで、満身創痍…

そんなあなたの悩みを解決してくれるのが、ママと赤ちゃんのぐっすり本。

私は10冊近く、赤ちゃんの睡眠に関する本を読んできましたが、その中でも圧倒的におすすめの本です!

著者は、子どもの睡眠コンサルタントの愛波 文 さん。

今はたくさんの親子の睡眠トラブルを解決しておられますが、昔は自分の子どもの夜泣きに悩まされた経験があるそうです。

なので、乳幼児の睡眠のプロとして、また、先輩ママの助言として、様々な睡眠トラブルの解決策を教えてくれます。

先輩ママとして、猛烈に親近感が湧きます。


そして、監修はスタンフォード大学、睡眠生体リズム研究所所長の西野 精治 さん。


有名な著書にスタンフォード式 最高の睡眠があります。

実際に書店で見たり、既に読んだという方も多いのではないでしょうか。


ママと赤ちゃんのぐっすり本は、子どもの睡眠を専門とする 愛波 文さんと、睡眠研究の第一線にいる 西野 精治さんが監修する、科学的根拠から生まれた睡眠改善プログラムとなっています。

この記事でわかること
  • どんな内容が書かれているのか
  • どんな人に向いている本なのか

結論からいうと、今まで読んだネントレ本の中で、もっとも網羅性の高い内容の本でした。

新生児期から5歳くらいまで使えて、様々なパターンに対応しているので、専業主婦でも、フルタイムワーママでも実践できる内容となっています。

また、時短で読める方法も載っているので、今現在、赤ちゃんのお世話で睡眠時間が少なく、てんてこまいのお母さんでも、短い時間で本を読むことができます。

出産前、出産後に1冊持っておけば、心強い味方になってくれます。

>>とりあえず試し読みはこちら

目次

ぐっすり本ってどんな本?

ぐっすり本ってどんな本?

子どもの代表的な睡眠トラブルは下記の3つです。

  • 夜泣き
  • 長時間の寝かしつけ
  • 早朝置き

これらを解決するために、科学的根拠をもとに作られたブログラムが載っています。

まずは睡眠土台を整え、子どもがよく眠れるように導きます。

睡眠土台を整えて、それでも寝かしつけにストレスを感じるようであれば、ひとりで眠るネントレのプログラムを行います。


睡眠土台を整えて、親子共にハッピーになったのであれば、無理にネントレをする必要はありません。

段階に応じて、自分たちはどこのステップまで進むのがいいのか考えることができます。

おかーーーん

個性豊かな子どもに合わせた方法を選ぶことができるよ!

睡眠土台が整えば7割の睡眠トラブルは解決する!

ママと赤ちゃんのぐっすり本最重要テーマが『睡眠土台を整える』ことです。

睡眠土台は3本の柱からなります。

  • 睡眠環境を整える
  • 子どもとのコミュニケーションと保育者の心の安定(幸福度)
  • 生活リズム(ルーティン)

この3点を整えれば、様々な睡眠トラブルの7割を解決することができるということです。

改善する内容も、特に難しいことではないので、本を手に取ったその日からでもできることが沢山あります。


特に注目したいのが幸福度です。

親子の幸福度の高さが、睡眠がスムーズにいくかどうかの分かれ道になります。


一般的に、ネントレの書籍には幸福度に関する記述はそこまで多くありません。


『お母さんがハッピーなのが子どもにもいい!』

『お母さんもたまにはリフレッシュしよう!』

『ネントレをすれば、自然と親子共に笑顔になれる!』

…といった内容はよく書いてあるのですが、この本はお母さんのケアや子どもとの接し方で本が1冊作れそうなほどしっかりと書いてあります。


産後はマタニティブルーや産後うつになるお母さんもいます。

言葉の通じない子どもとのやり取りに、ストレスがたまることもあります。


『子どもとのコミュニケーションと保育者の心の安定(幸福度)』の部分を読めば、大部分の悩みは解決することができますし、実際に子どもとのかかわりで悩んでいるのは自分だけではないということも実感できます。

子どもとのコミュニケーションのヒントも満載です。

おかーーーん

幸福度と睡眠の関りが深いからこそ、かなりのボリュームでまとめてあるんだね!

それでも寝かしつけが辛いならネントレをしよう!

睡眠土台を整えるだけで、かなりの睡眠トラブルは解消できていることでしょう。

それでも、寝かしつけにストレスがあるという人は、一歩進んでネントレを行いましょう。


ひとり寝を身に着けるまでは、一時的な寝不足や、いつもとは違う赤ちゃんの泣き方があったりするので、それ相応の覚悟をして挑まなければなりません。

そして、ネントレは生後6か月以降が推奨されています。


この本では2通りのネントレが紹介してあります。

  • フェイドアウトメソッド
  • タイムメソッド

そもそも、1つの本に2種類のネントレ方法が載っているというのが珍しいです。

それぞれの手法のメリット・デメリットを把握したうえで、どちらを実行するか決め、状況によってはもう一つの方法に切り替えます。

おかーーーん

ネントレをするのも自由意志。
どのネントレを始めるかも自由だよ!

様々な生活パターンを網羅!自分でプランを組むことも可能

ママと赤ちゃんのぐっすり本には、月齢別のスケジュールが載っています。

生後0か月から5歳までのスケジュールが網羅されています。


月齢別のスケジュールが載っている本はよくあるのですが、この本のいいところは19時ごろに眠るスケジュールと、21時に眠るスケジュールの2通りがあることです。

基本のスケジュールは19時頃に就寝ですが、共働き家庭などでは実現が不可能なスケジュールになります。

21時就寝のスケジュールなら、仕事に忙しいパパママでもきちんとした睡眠リズムを確保することが可能です。


それでも、保育園のお昼寝の状況にせっかく身についた規則正しい生活が乱れてしまい、スケジュール通りに生活することが難しい場合もあるでしょう。

そんな時は、子どもに必要な睡眠時間を確認しながら、オリジナルのスケジュールを作ることも可能です。

しっかりとした睡眠の土台と、年齢にあった十分な睡眠時間さえそろえば、多少本で紹介してあるスケジュールとずれても十分子どもがぐっすり眠れる生活は送れます。

本の内容が充実しているからこそ、睡眠の専門家でない普通のママも、しっかりとしたスケジュールを組むことができるのです。

おかーーーん

大体の人は、本に紹介してある2種類のスケジュールで対応できそうだけどね!

【まとめ】正しい睡眠が親子の笑顔の秘訣!

【まとめ】正しい睡眠が親子の笑顔の秘訣!

あらためて、ママと赤ちゃんのぐっすり本の特徴をおさらいします。

  • 睡眠土台を整えて、睡眠トラブル7割減
  • ネントレはしてもいいし、しなくてもいい。そして、2種類ある
  • 2種類の睡眠スケジュールで様々な家庭に対応

上記の3点とは別に、豊富な科学的根拠とQ&Aで、様々な睡眠に関する悩みを解決してくれることでしょう。

わかりやすさ・内容の濃さ・再現性の高さ…など、私が読んできたネントレ本の中でもダントツでした!


睡眠は心身ともに、子どもの成長に大きくかかわります。

十分な睡眠をとっている子は、健康で、精神的にも落ち着きます。

そして、寝かしつけにストレスを感じないママも精神的に安定します。


子どもの睡眠について悩んでいる方や、子どもが起きている間なんだか精神的に不安定…と感じる方は、1度目を通してみると問題解決の糸口が見つかることでしょう。

おかーーーん

親子が笑顔で過ごすなら、睡眠トラブルの解決は必須だね!

【書評】ママと赤ちゃんのぐっすり本 ~1冊あれば長く使える幼児睡眠の専門書

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