子どもが家事や手伝いを嫌がるの…
結局、親がやったほうが早い気もするし…
そんなパパママの悩みを解決します!
子どもが成長してきたら、ぜひともさせたいのが家事。
家事をしてくれるようになると、親の負担も減ります。
共働きや、シングルマザーの家庭が多い中、家事をする人は1人でも多いほうがいいですよね。
そして家事には、子どもの自己肯定感をアップしたり、計画性を身につけられたりと、沢山のメリットがあります。
けれど教え方や、声掛けを間違えると、やる気や自信を失ない、家事を嫌いになってしまうことも…
せっかくなら、楽しくやってほしい家事。
そのためには、親の行動や声掛けがポイントになってきます。
今回は、子どもに家事をお願いするコツをまとめてみました。
主に未就学児に向けたやり方を説明するよ。
小学校以上の子も、共通する点があるから参考にしてね!
- 子どもに家事をお願いするコツがわかる
一番大事なのは、子ども自身の気持ちを尊重することです。
子どもは好奇心旺盛で飽きっぽいのです。
やりたい日もあれば、まったくやりたくない日もあります。
そこで家事を強要したり、『お手伝いをしない悪い子だ…』と子どもを否定したりしてはいけません。
また、親が子どものやり方をいちいち「あーでもない、こーでもない」と指図すると、子どもは面倒くさくなり、やる気を失います。
親は教えているつもりで口を出しているのですが、結果的に子どもの自信や意欲を削り取っていることもあります。
なので、積極的に家事に参加したくなるような行動や声掛けを学んでいきましょう!
特に幼児は気分屋さん!
頼み方を間違えると、見向きもしてくれないよ…
子どもに家事を頼むコツは?
子どもに家事をお願いするにはコツがあります。
頼み方のコツをおさえれば、小さな子どももどんどん積極的に家事に参加してくれるようになります。
むしろ、小さい子どものほうが素直でどんどん家事に参加してくれるかもしれません。
家事を頼むときに気を付ける点はこちら。
- 子どもに決定権を持たせる
- やり方を教えたら、あとは見守る
- 子どもがやり遂げたら、感謝を伝える
- 直してほしいことは、レベルアップを意識
- 絶対やってはいけない事は、理由も併せて繰り返し伝える
どれも考えてみれば当たり前のことなのですが、忙しく余裕のないパパママは見落としてしまう人もいることでしょう。
それでは順に説明していきます。
子どもに決定権を持たせる
家事をするか、しないかは子どもに決めてもらいましょう。
親が無理やりやらせても、子どもが面倒くさい、やりたくないと感じていることは、家事への苦手意識が付きますし、だらだらして進まないことがほとんどです。
家事=面倒くさい、という認識を持ってしまうと、お手伝いをだんだん嫌煙するようになります。
好きな家事をお願いしたり、お願いした家事に気が乗らない様子なら頼まないようにして、なるべく子どもの気持ちを尊重しましょう。
下記のように、声掛けを工夫するだけでも変わってきます。
今日は洗濯をたたむのをお願いしたいけど、どうかな?
なるべく子どもが好きな家事がgood!
一緒にご飯を作らない?
子どもは親子の触れ合いが大好き!
1人よりも家事への参加率がアップするよ。
今日、お母さん忙しいからお風呂掃除をしてもらえると助かるよ
ちょっと苦手な家事でも『大好きなお母さんを助けるため』なら頑張れることも…
助けてもらった後は、『お風呂掃除してもらえたから、とってもラクになった!助かったよ!』と感謝を伝えよう!
これらの声掛けでも、断られることはもちろんあります。
子どもは好奇心旺盛で興味もすぐに移り変わるので、少し前まで好きだった家事も嫌いになったり、毎日お手伝いをするかと思えば、まったくしなくなったり…ということもよくあります。
そんな時は、別のことを提案したり、その日はお休み!と割り切りましょう。
もちろん、家事は好きなことばかりではありませんし、ある程度子どもが成長すれば子どもに特定の家事を任せるのもいいでしょう。
ですが子どもが小さいうちは、家事への苦手意識を植え付けないこと、やらされているのではなく好きでやっていると感じられることを大切にしていってください。
断られてもネチネチ言わない!引きずらない!
やり方を教えたら、あとは見守る
子どもに初めて頼む家事は、やり方を丁寧に教えてあげましょう。
1回で覚えられないことも、繰り返し教えることで覚えてくれます。
一緒にできる家事は、親がそばで手本を見せながらできるので繰り替えし反復練習できていいですね。
子どもがやり方を覚えて、ひとりで家事をする場合は、親は見守りに徹しましょう。
ポイントはさりげなく見守ることです。
隣や後ろから、ガチガチに監視する必要はありません。
物音でどんな状況かを把握したり、迷っている様子があれば後ろからそっと覗いてみたり…
案外、集中していて覗かれていても気づかないことも多々あります。
子どもは小さいなりにいろいろ考えて行動しています。
ある日突然やり方を変えてみることもあります。
それが危険な行動でなければ、多少手順が違ってもそのままそっと見守りましょう。
せっかちな人だと、口を出したくなるかもしれませんが、ぐっとこらえて…
大人でもそうですが、やっていることにアレコレ口出しをされるとやる気が一気にそがれます。
特に子どもは気分屋さんの子が多く、指示されることにより一気にやる気を失う子もいます。
やり方を変えた結果、成功した場合は『すごいことを見つけたね!』『もっと簡単にできるようになったね!』と一緒に発見を喜び、褒めてあげましょう。
例えばそこで、結果がよくなかったら、『どうして失敗したのか』『手順はどうだったか』などを子どもと一緒に確認しましょう。
失敗を経験することで、子どもにも新しい気づきが生まれます。
あまりにも止まって動かない…迷っているのかもしれない…というときは『調子はどう?』と、一声かけてあげましょう。
考えていることや、悩んでいることを話してくれたら、助け舟をだしてあげましょう。
子どもの発見はあなどれないよ!
温かく見守ってね!
子どもがやり遂げたら、感謝を伝える
子どもが家事を無事やり遂げたら、必ず『ありがとう!』と感謝の気持ちを伝えましょう。
『ありがとう!』と大好きなパパやママにお礼を言われることによって、達成感や自己肯定感がぐっとアップします。
その時に『助かったよ』『おかげで早く終わったよ』と具体的な言葉を添えてあげると、よりGOOD!
感謝された理由を伝えると、次から『これをしたらママは助かるかも…』『ママと遊ぶ時間が取れる…』などと、家事をした先の結果が想像できるようになります。
感謝されるとうれしいのは、大人も子どもも一緒!
大切な人の喜ぶ顔は特にうれしいよね!
直してほしいところは、レベルアップを意識
子どもに直してほいいところがある場合は、子どもの気持ちを配慮して伝えましょう。
せっかく頑張ったのに、その結果ダメ出しばかりでは子どものやる気もそがれてしまいます。
例えば下記のような声掛けをしてみましょう。
お手伝いしてくれて、ありがとう。
次は○○したほうが、もっときれいにできるよ。
(手本を見せる)
どうかな?
次からやってみてね。
お礼を言った後に改善点を伝えるときは、その時やり直しをさせることはせず、次につながるようにアドバイスだけしましょう。
その時は指摘せず、次回同じことを頼むときに声をかけるのも有効です。
今回はこうしてみない?
(手本を見せる)
こうするともっときれいにできるようになるよ!
その時、直してほしいことを具体的に見せながら教えましょう。
口で言うだけでは、まだ子どもは結果まで想像できません。
実際に目で見れば、きれいな仕上がりや、早く終わることが理解できます。
ポイントは『もっとよくなる』!
注意ではなくレベルアップの方法を教える感覚で伝えると、子ども楽しくスキルアップができます。
がんばったことを一方的に否定されるのは、誰でも悲しいよね。
伝え方はとにかく注意してね!
絶対やってはいけない事は、理由も併せて繰り返し伝える
『絶対やってはいけない事』が、家事にはありますよね。
家事を教える際、やってはいけないことを教えておかないといけないのですが、禁止されていることに限って子どもはやりたくなってしまうものです。
特に、お手伝いができるようになればなるほど、『自分ならできる!』と自信を持ち、大人がやっていることを真似したくなってきます。
ただ単に禁止するだけだと、どんどんやってみたい気持ちが膨らんで、隠れてこっそりすることがあります。
やってはいけないことを伝えるときは、『なぜそれをしてはいけないのか』『実際にそれをしたらどうなるのか』を具体的に、わかりやすく教えてあげましょう。
そうすると、子どももイメージしやすく、『怖い』『危ない』という感覚を持ってくれます。
特に初めのころは口を酸っぱくして、やってはいけない事と、やってはいけない理由を繰り返し伝えていきましょう。
併せて、『どうなったらやってもいいのか』を教えてあげると、より頑張ってできるようにしようと思ってくれることもあります。
そして、やってはいけないことを行ったときは、きちんと注意をしましょう。
例えば、私の娘に伝えていることは下記のとおりです。
- ガスコンロを使わない
➡火によるやけどや家事の心配があるため - 電子レンジを使わない
➡加熱しすぎなどの危険があるため
➡アルミ製品の区別がつかないため - 指定した洗剤以外は使わない
➡手につくとよくないもの、混ぜるとガスが出るものがあるため
➡色落ちなど衣類がだめになるものがあるため
他にも細かいルールはありますが、大きくはケガや火災につながることが禁止事項です。
我が家では、これらを繰り返し伝えてきた結果、娘が自ら『火は家事になったら危ない!』など、自分からやってはいけない理由などを話してくれるようになりました。
もちろん、お願いした後も定期的な見守りが必要。
子どもは好奇心が旺盛だから魔が差してしまうことも…
【まとめ】子どもの気持ちを大切にすれば、家事が楽しくなる
子どもに家事を頼むときは、子どもの気持ちを一番に考えてお願いしましょう。
子どもが家事をしたくない、いやだ、面倒だ…という気持ちを持ってしまうと、その後家事をさせることは困難になりますし、無理やりさせたとしても適当なやり方で終わってしまいます。
改めて、子どもに家事を頼むときのポイントをおさらいしましょう。
- 子どもに決定権を持たせる
- やり方を教えたら、あとは見守る
- 子どもがやり遂げたら、感謝を伝える
- 直してほしいことは、レベルアップを意識
- 絶対やってはいけない事は、理由も併せて繰り返し伝える
小さい子どもに家事を教えるときは、まず『楽しい』と感じるところから始めましょう。
楽しいと感じれば、少し難しいこともどんどんと覚えてくれます。
とはいえ、いつまでも家事が楽しいとは限りません。
子どもが成長するにつれて、様々なことに興味がわき、家事に見向きもしない日が来るかもしれません。
けれど、小さいころから家事をしていれば、成長してからは『家族の一員として家事は必要なこと』という認識を持ってくれることでしょう。
子どもが『家事は誰かがしてくれるもの』と思う前に、簡単なお手伝いから始めてみましょう!
生活する力はどんな勉強よりも、将来実践的で役に立つからね!
もうおもちゃで悩まない!
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