
ネントレってよく聞くけど、実際どうなの?
そんな疑問に答えます。
私は自分の子ども2人にネントレを行い、心の安寧を保ちながら育児ができました。
眠ることを覚えた赤ちゃんは機嫌がよく、ママも自分の時間が確保でき、親子共に精神的に安定した日々を送ることができます。
そのことを1人でも多くのパパママに知ってもらい、泣きじゃくったり、眠らない赤ちゃんとの生活に疲弊してしまう人が少しでも減ればいいと思い、この記事をまとめます。
私は一人目の育児の時に、娘を全くかわいく思えないレベルまで心がすさんでしまいました。
その状態から回復できたのは、ネントレによる成果がかなり大きいと感じてきます。
今悩んでいる人や、これからネントレに挑戦しようと思っている人や、ネントレがどういうものか気になっている人が少しでもネントレに興味をもって、楽しい育児生活を送ってくれるといいと思っています。
ネントレとは?

ネントレといっても、世界各地に様々な方法があります。
今回私が参考にしたのは、こちらの本です↓
この本に沿って、お話していこうと思います。
ねんねトレーニング(ネントレ)は、下記の2点のことをいいます。
生活リズムが整っているからこそ、しっかり眠れるようになるのです。
眠り方も、1人で入眠できるように教えてあげます。
低月齢のうちに始める方が習得は早いとされていますが、いつでも始められます。
ネントレというと、赤ちゃんを1人寝室に置き、泣いても抱っこしない…というスタイルのものを想像するかもしれません。(ファーバー法)
けれど、この本のネントレは、生活リズムを整えて、眠りやすい状態にしてから、ゆっくりと1人寝を教えていきます。
全く泣かないとは言いませんが、皆さんが想像しているものよりはるかに優しいネントレです。

ただし、赤ちゃんが大きいとその分習得するまでに時間がかかるから、始めるなら1日でも早いほうがいいよ!
ネントレを行うメリット

生まれたばかりで何もわからない赤ちゃんにネントレなんてかわいそう。
そんなことはありません。
ネントレをすることによって得られるメリットを見てみましょう。
ネントレとしての1人寝効果もありますが、それ以外のメリットもあります。
初めての赤ちゃんは、親である私たちにとって未知の生物です。
言葉も通じず、何かを訴えるときは泣くことしかできない赤ちゃんに、どう接していいのかわからないことも多いと思います。
そんな時に、1日のスケジュールが決まっていると、とても過ごしやすいですよね。
そして、赤ちゃんにとって睡眠は、健康な体を作るうえでとても重要なことです。
内臓・神経・免疫は赤ちゃんが眠っている間に発達し、病気になりにくい健康な体を作ることにつながります。
また、眠っている間は内臓や筋肉もまんべんなく動き、しっかりとうんちも出ます。
正しい眠り方を教えてあげることは、赤ちゃんにとって最高のプレゼントになるのです。

確かに娘はあまり風邪をひかない健康優良児!
ネントレのデメリットは?
では、ネントレにデメリットはないのでしょうか?
私の実際の経験からのデメリットはこちら↓
何もしていない時は赤ちゃんが泣いたらすぐかけつけてあやせばよいのですが、ネントレ中は「赤ちゃんが泣いていても5分は様子を見る」ということがあります。
マンションだったり、気難しいご近所さんがいるときは実行は難しいかもと感じました。
ただし、ネントレは身に着けてしまえば赤ちゃんが泣くことなく眠ることができます。
ネントレをせず、赤ちゃんが眠り方を知らないまま眠れず夜泣きをするよりはるかにいいと思います。
また、ネントレは家族の意思統一が不可欠です。
赤ちゃんが泣いているときに、抱っこする人としない人に分かれてしまうと赤ちゃんも混乱して、なかなかネントレが身に付きません。
また、年配者はネントレになじみがなく、ネントレなしに子どもを育て上げた経験があるため新しいやり方をなかなか受け入れてくれません。
家族の説得は必須なのに、人によっては説得を受け入れてくれない可能性があります。

特に祖父母と同居している人は説得が大変かもね…
私のネントレ体験談

ここからは、実際に長女にネントレを行った私の話です。
体験談に興味がないという人はスルーしてください。
ネントレがうまくいくと、赤ちゃんは起きているときいつもご機嫌です。
そして、人に会うとご機嫌な赤ちゃんをみて「手のかからない子でよかったね」と言われてきました。
けれど、私も長女を産んだときはネントレを知らず、生後3か月までは苦しい思いをしてきました。
それまでの長女は、1~2時間に1回の頻回授乳で、寝つきも悪く、夜ひどく泣いていました。
私も初めての育児でどうしていいのかわからず毎日イライラして、寝不足による頭痛とめまいで、夜中に育児を放棄し、夫が夜通し長女を抱えてあやしていたこともありました。
そして、長女を全くかわいいと思えなくなるまで追い詰められていました。

これがマタニティブルー⁉
それとも、産後うつなの⁉
そんな時、解決策を求めて書店で手にしたのが、アフリカの育児法をもとにした赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割でした。
とりあえず、素直に実行
早速、本に載っている時間割通りに1日を過ごしてみました。
始めは慣れずぐずることもありましたが、数日で生活リズムが整い、夜も長い時間眠ってくれるようになりました。
スケジュール通りに一日を過ごすので、長女が泣いても原因に迷うことがなくなりました。
メリハリのある生活は、長女にもいい影響を与え、日中の機嫌のいい時間がどんどん増えていきます。
この本では、赤ちゃんを19時には寝かせるのが基本なので、19時以降は自分の時間を持つこともでき、私も夜リフレッシュでき、次第に長女も私も落ち着いていきました。
夫の仕事の都合上、ワンオペ育児のことが多かったのですが、以前のように夜中に長女の世話を投げ出すということもなくなりました。

今でも忘れられない、嘘みたいな本当の話…
ネントレに対する周囲の理解
デメリットでもあげましたが、一番の難関が家族の説得でした。
長女が生まれたころは、まだそこまでメジャーではなかったネントレ。
時間割通り動くので、生活リズムが身につくまでは、泣いても授乳せずあやすことが多々ありました。
その光景が、年配者にはかわいそうに映るのです。
私は両親や祖父母に「乳をやれ!かわいそうだ」と何度も言われました。
結局は根気強く丁寧に説明していくしかありません。
長女は機嫌がよく、子育てが楽だと周囲から言われていたので「この子が落ち着いているのは、ネントレのおかげなの」と、長女の機嫌がよいときに逐一説明していました。
理解してもらえれば、いざ子どもを預けるときも「〇〇時にミルクあげて、〇〇時にお昼寝ね!」と伝えておけばOKです。

泣いている時に説明して、極悪非道母のレッテルを貼られたことも…
けれど最後は70代の曽祖母も理解してくれました!
【まとめ】家族で最高の睡眠をプレゼントしよう!

ネントレについて、少しはイメージが湧いてきましたか?
家族で協力して取り組めば、赤ちゃんは早くネントレを習得することができます。
ネントレができれば、親子ともに、明るく楽しい生活が今以上に増えていくことでしょう。
そして、次女のネントレは月齢ごとにまとめていきます。
4時間まとめて眠れるようになったら始められるので、挑戦してみたい人はこちらも読んでみてください。
少しでもみなさんの育児が楽しく幸せなものになるよう、祈っています。

赤ちゃんはあっという間に大きくなるから、かけがえのない時間を幸せに過ごしてね。